どこでどんな仕事を
物流センタースタッフ
1日数千件の入出荷オーダーをこなすのが物流センタースタッフです。依頼主からのオーダーが確実に進行されているか、計画通りに出荷発送されているか、商品の状態が顧客の求めている状態であるかどうか、また万が一の物流トラブルの際、迅速確実にその修復処理を行う事ができるか。まさに物流業の主業務であり基本中の基本です。
よく、一般的に花形職種は「営業部」と言われますが、物流においての花形職種は、この「物流センタースタッフ」なのです。
■倉庫デリバリー担当
商品を受け入れ、数量や品質を確認する検品作業を行います。商品は、特性や種類に応じて保管方法や棚の配置を最適化して保管されます。厳密な入出庫データのもとで正確な在庫管理がなされ、依頼主との細やかな情報共有が図られています。
オーダーに基づいてピッキング、ラベリング、梱包。そして発送先ごとに集約して発送となりますが、全てにおいて正確性と効率性を求められるのが倉庫の業務です。
正確さと効率を進化させるため、近年の倉庫における自動化は目を見張るものがあります。自動倉庫システム、ピッキングロボット、仕分けロボットなどの導入が進み、効率性の向上や作業の負荷が大きく軽減されています。さらには自動ガイドビークル(AGV)のようにセンサーやカメラを使用して、自律的に物品を運搬するシステムなど、出荷までの倉庫内の一連の行程は凄まじく進化しています。
■車輌・配車担当
オーダーに基づいて車両の配車計画を立てます。効率的でコストを最小限に抑えたルートプランニングのために、車両スケジュールを管理、交通事情や天候などによる影響も考慮してスケジュールを調整します。また配車された車両の運行データや到着時間などの情報を記録・管理し、報告や分析に活用します。
システマチックに進行させる一方で、人を相手にする場面も多々あります。配車に関連する問題や遅延などが生じた場合には、迅速かつ適切な対応を行い、関係部署やドライバーと円滑なコミュニケーションを取りながら、業務を遂行するのです。
ロジスティクス(調達から目的地までの一連のモノの流れを戦略的に管理する)の深い理解、臨機応変さ、そして高いコミュニケーション能力が求められます。
営業スタッフ
営業パーソンは顧客と営業所との調整を行う重要な役割を担います。適切な提案とサービス提供を行うことで、業務の獲得と顧客満足度の向上を実現します。
顧客の事業内容や課題を理解、物流ニーズや要望を把握して、それらを勘案した物流ソリューションを提案します。この時、センコーが持つ特長や強み(他社との差別化)をしっかり把握しておかねばならないのは言うまでもありません。
また契約を結んで終わりではありません。契約の内容通りにものを動かすためには、実際の現場に足を運び、どのような仕組み・システムが必要なのかを考えます。案件によっては中長期的に駐在し、年単位で構築していくものさえあります。
このように多方面へ働きかけつつ全体を調整、営業所が稼働するまでの土台を作りあげることが営業パーソンの使命です。